ENEOSカードはその名の通り、給油はENEOSで行うドライバーにとってお得度の高いガソリンカードになる。
3種類カードがラインナップされているので利用頻度、カード利用額などに応じて選ぶと良い。さらにENEOSカードの最大のメリットと言えるのが付帯特典としてロードサービスがあることだ。それなりにサービスも充実している。
任意保険、JAF等の緊急時のロードサービスに加入していない場合はENEOSカードを持っているだけで年3回のロードサービスが無料となる。(条件あり)
ガソリンカードの1つのネックでもある年会費に関してもENEOSカードSであれば年1回のENEOSカードの使用で翌年は無料だ。年会費を差し引くとメリットがあまりないユーザーはENEOSカードSが良い。
では各カード別に月間燃料利用料金によってどれほどの差がでてくるのか見ていこう。毎月の給油代金は1万円〜5万円と仮定して計算をしていく。
ENEOSカードSのお得度
ENEOSカードSは利用料金ではなく燃料を入れたリッター数に対して値引きが反映される。そのためガソリン価格を130円と仮定して月間ガソリン料金の割引額を出してみた。
月間ガソリン代金 | 値引き額 |
---|---|
月間1万円 | ガソリン価格:130円=給油量:約77L/値引き額:154円 |
月間2万円 | ガソリン価格:130円=給油量:約154L/値引き額:308円 |
月間3万円 | ガソリン価格:130円=給油量:約230L/値引き額:460円 |
月間4万円 | ガソリン価格:130円=給油量:約307L/値引き額:614円 |
月間5万円 | ガソリン価格:130円=給油量:約384L/値引き額:768円 |
このことからわかる通りにガソリン価格が上がるほど、給油できる量は減っていく。つまり値引き額も下がってくるわけだ。逆にガソリン価格が低いと給油できる量も増えて値引き額も増えてくる。
考えたいのはガソリン価格の高騰で月間3万円だったガソリン代が上がる可能性もある。逆にガソリン価格が安くなれば月間ガソリン代も下がり、給油量は変わらないので合算するとお得度は増してくる。
ENEOSカードSはガソリン価格が安いほどにお得度が増すカードだ。逆にガソリン価格が高い時はENEOSカードPの方がメリットは高いと言える。
ただし、ENEOSカードSは年1回利用すれば翌年の年会費1250円(税別)が無料となる。
ENEOSカードPのお得度
ENEOSカードPはENEOSでの給油1000円ごとに30ポイントが付与される。つまり還元率3%といったことになる。こちらはENEOSで給油料金に応じてポイントが付与されてくる。
では、お得度を見ていこう。
月間ガソリン代金 | 付与されるポイント |
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月間1万円 | 300ポイント=300円相当 |
月間2万円 | 600ポイント=600円相当 |
月間3万円 | 900ポイント=900円相当 |
月間4万円 | 1200ポイント=1200円相当 |
月間5万円 | 1500ポイント=1500円相当 |
ENEOSカードSと比較しても圧倒的に還元率が高いと言える。
ただし、ENEOSカードPは次年度から1250円(税別)の年会費用が発生してくる。貯まったポイントは1000ポイントから利用ができ、商品と交換もしくはカード利用請求時の金額から相殺することもできる。
ENEOSカードの中では非常に値引率が高いカードと言える。
ENEOSカードCのお得度
ENEOSカードCはキャッシュバック型となり、カード利用額に応じて値引き単価が決定される。ここではENEOSカードCをENEOSでの給油にしか使わないといった条件で計算をしてみた。
さらにENEOSカードCは給油量に応じた値引きとなる。そのためガソリン価格は130円と仮定した。
そして注意して欲しいのがENEOSカードCの割引適用条件として月間給油量150L制限がある。そのため下記の表の値引き額は上限値での値引き額となっている。
月間ガソリン代金 | 値引き額 |
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月間1万円 | 値引き単価:2円/L ガソリン価格:130円=給油量:約77L/値引き額:154円 |
月間2万円 | 値引き単価:4円/L ガソリン価格:130円=給油量:約154L/上限150L=値引き額:600円 |
月間3万円 | 値引き単価:4円/L ガソリン価格:130円=給油量:約230L/上限150L=値引き額:600円 |
月間4万円 | 値引き単価:4円/L ガソリン価格:130円=給油量:約307L/上限150L=値引き額:600円 |
月間5万円 | 値引き単価:5円/L ガソリン価格:130円=給油量:約384L/上限150L=値引き額:750円 |
表からもわかる通り、ENEOSカードCをENEOSだけで利用する使い方は旨味がまるでないのだ。
他にもENEOSカードCでショッピングして月間カード利用料が7万円以上であれば値引き単価最大7円/Lとなる。ただし150L制限がつきまとうので最終的にいくら使っても値引き額上限値は1050円で止まってしまうのだ。
例えばENEOSカードで給油以外にもカード利用して利用金額が7万円以上。月間ガソリン代3万円までであれば最も値引率は高くなる。
値引き単価:7円/L
ガソリン価格:130円=給油量:約230L/上限150L=値引き額:1050円
月間ガソリン料金が3万円を超えてくるようならENEOSカードPの方が値引率は高くなってくる。
ENEOSカード 年会費も加味するとどれが一番お得?
では、年会費分も加味するとどれが一番お得なカードになるのか、調査をしてみた。計算のシュミレーションなどを記述していると長くなってしまうので結果だけを乗せておく。
条件としてはENEOSカードをENEOSの給油だけに使うと仮定。上述のようにガソリン価格は130円設定。また月間ガソリン利用額についても一定とした。
各カードの年間値引き額を出して、そこから年会費がかかるカードは年会費分を差し引いて一番値引き額が良いカードを記述している。ENEOSカード選びの参考にして欲しい。
月間ガソリン代金 | 一番お得なENEOSカード |
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月間5000円前後 | ENEOSカードS/年間値引き額=約912円 |
月間1万円 | ENEOSカードP/年間値引き額=2350円 |
月間2万円 | ENEOSカードPもしくはENEOSカードC/年間値引き額=5950円 |
月間3万円 | ENEOSカードP/年間値引き額=9550円 |
月間4万円 | ENEOSカードP/年間値引き額=13150円 |
月間5万円 | ENEOSカードP/年間値引き額=16750円 |
ちなみに1万円未満も試算してみたが、月間ガソリン代7000円を境にして年会費も加味したENEOSカードS,Pの値引き額が逆転してくる。
つまり7000円未満であればENEOSカードS、それ以上であればENEOSカードPを選択することが最もガソリン代を節約できることになる。(ENEOSカードを給油だけに使う場合)
ガソリン代を節約したいドライバーが選ぶべきENEOSカード
月間のガソリン代金は大方、把握している方が多いはずだ。もしくは考えれば利用金額はでてくるはず。
その上で最もガソリン代を節約できるカードは圧倒的に「ENEOSカードP」だ。
ENEOSで給油だけにカードを作るのであれば、Pカードを作っておけば間違いない。さらにENEOSでのオイル交換やタイヤ交換の料金もしっかりとポイント付与されてくる。
ENEOSカードの基本情報
年会費 | 初年度無料/次年度1250円(税別)Sカードだけ年1回の利用で次年度年会費無料となる。 |
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国際ブランド | VISA/JCB |
追加カード | ETC/家族カード |
ETCカード | 年会費:無料 |
カード利用限度額 | 利用状況により変動 |
海外旅行保険 | なし |
国内旅行保険 | なし |
ショッピング保険 | なし |
ロードサービス | あり |
カーコンビニ倶楽部 | 5%割引 |
オリックスレンタカー | 10%割引 |
支払い方法 | 1回/2回/分割/ボーナス一回/ボーナス2回/リボ払い |
引き落とし日 | 月末締め/翌月27日払い(ショッピングは毎月5日締め) |
申し込み資格 | 18歳以上、安定収入があること(高校生不可) |