燃費を節約するには運転テクニックやガソリン代を安くするのも良いが車選びも重要となる。そこで燃費が良い車選びに最適な車種がハイブリッドだ。
ハイブリッド車の特徴はエンジン&モーターを備えており、高性能なバッテリーを積んでいる。ただしハイブリッドはどんな状況においても低燃費だと思われているがそうではない。
性質上、発進や停止の多い市街地走行においてはハイブリッド車の燃費性能を発揮しやすいとされている。つまり日本の道路ではハイブリッド車は有利といったことになる。
ハイブリッド車が市街地走行に良い理由
一般的な車はエンジンのみで走行をするが、交通状況に応じてブレーキをかけると車体の運動エネルギーがブレーキ摩擦によって熱エネルギーへと変換される。
そして再びアクセルを踏んで速度を上げる時にはエンジンの力を利用する。この時に燃費は消費される仕組みになっている。
ハイブリッドカーはこの減速時に発生する熱エネルギーを利用して再び運動エネルギーに変える仕組みとなっている。
そのため発進、停止を繰り返す市街地走行においてメリットが高いのだ。
ハイブリッドに装着されているモーターはエンジンの力を補助する役割があるが減速時には立場が逆転する。
回転しているタイヤがモーターを回転させて電気エネルギーを生み出すのだ。そして発電された電気はバッテリーへと蓄えられていく。モーターの回転抵抗によって車を減速。このような仕組みは回生ブレーキと呼ばれ、ハイブリッドの大きな特徴だ。
蓄えられた電気は加速する時のモーター駆動に利用される。
今まではブレーキと共に捨てられていた熱エネルギーを再利用するような仕組みのため燃費向上にも繋がるのがハイブリッド車である。